お客さまとともに

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品質管理活動

品質管理の徹底

IHIグループでは、「お客さまおよびユーザから満足と信頼の得られる社会的に有用な製品・サービスを、安全性に十分配慮して積極的に開発・提供し、もって社会の発展に貢献すること」を基本として、事業を展開しています。

品質向上への全社的な取り組み

調達品質連絡会

全社的な取り組みとして、グループ各社を交えて年2回の品質委員会を実施しています。2010(H22)年度は品質トラブル再発防止への取り組みのレベルアップ、品質向上・機械安全への企画段階からの対応の強化に取り組みました。

品質トラブルの実態を分析し、調達に関連したトラブルの再発防止のために仕組みと人材の両面で改善を図っています。機械安全では、開発の段階で製品のライフサイクルを考慮したリスクアセスメントを実施し、その後の各段階で確実なフォローを行なっています。

品質管理活動の具体的な取り組みは事業部門が担当しています。品質委員会では、各事業部門で進めている重点施策・取り組みの進捗・課題を確認し、必要な技術の蓄積・普及を進めるなど全社的によりよい品質管理活動を実行するためのP・D・C・Aサイクルを回しています。

また、調達品質の確保・向上では、調達や品質管理部門のメンバーによる調達品質連絡会を2010年度に新たにもうけ、繰り返し生産機種を中心にグループ各社持ち回りで集まって、ノウハウを組織的に共有する仕組みを強化しました。

品質マネジメントシステムの運用

すべての事業部門ではISO9001などの品質マネジメントシステムに沿って業務を行なっています。外部審査機関による審査を毎年受けて、システムと業務を改善し続けています。技術開発本部や情報システム部においても取得しており、船舶や橋梁など大型製品の性能確認や社内向けソフトウェア開発の際の品質保証にも取り組んでいます。主要グループ会社においてもISO9001などの取得は積極的に推進しており、本年は新たに2社が単独に取得しました。

お客さま満足への取り組み

お客さま満足度の向上

IHIグループでは、よりよい事業活動の実践に向けて、お客さま満足度の向上に取り組んでいます。

お客さま満足度の向上への取り組み

IHIグループの製品は、産業設備、社会インフラとして使われるものが多く、お客さま満足度の向上を目指すにあたっては、想定されるお客さまの範囲を明確にしておくことが大切になります。

例えば、船舶関係では、2003(H15)年に「お客さま満足度向上乗組員アンケート実施要領」を定め、建造船の品質、アフターサービスの品質について、お客さまの声をうかがい、継続的な改善に生かす活動に取り組んできました。本船乗組員(船長、機関長、一等航海士)の方々から、多くの貴重なご意見をいただき、ニーズがより明確になりました。その結果をもとに、操舵室内の機器配置、仕様、機関室の交通性・機器操作性・メンテナンス性などに焦点をあてた項目を追加してきました。

設計者自らが参加して、お客さまのニーズに密着した有益な情報を得て設計に生かすことで、環境に配慮したより経済的で合理的な海上輸送の実現に努めています。

お客さま満足度調査の実施

新潟原動機 CS情報モニタ例

IHIグループの新潟原動機では、製品の引渡し時やメンテナンス時に、性能・機能・納期などとともに営業やサービス担当の対応について聞き取り調査を実施しています。特に同一のお客さまに対しても、メンテナンスの機会などを利用して継続して調査を行なっています。これにより、日頃の業務や取り組みがお客さまからどのように受けとめられているか、よりよい方向に向かっているのかが把握できることを期待しています。

お客さまからは「工期も短く、かつ猛暑の中、工程どおり完了できた」、「不具合への対応が迅速」、「技術的問い合わせへの迅速な回答」など利用者の立場からの期待や要望をいただいています。

今後も、お客さま価値の向上を目指して、品質やサービスの改善・向上のための施策につなげていきます。

全社教育の実施

IHIグループでは、品質管理の徹底、お客さま満足度の向上、製品安全の充実に向けた教育・研修を実施しています。全社的な階層別教育のほか、事業部門ごとにも随時教育・研修を実施しています。

4月から始まる新入社員の研修では、お客さま視点の大切さをより早い時期から身につけるように事務系も含めた新入社員全員対象の品質講座を2010(H22)年度に新たに設けました。

また、入社3・5年目の技術系社員を対象とした技術者教育も継続的に実施しています。この研修では、従来から品質保証の重要性や知的財産、製品安全に力を入れていますが、特に2011(H23)年度は技術者倫理の講座をリニューアルし、ベテラン技術者による事例に基づいた講義やグループ討議などの強化を図っていきます。

そのほか、事業部門の要請によって講師を派遣する品質保証・品質管理の出前教育や、e-ラーニングを用いた研修を実施しています。

製品安全・機械安全の確保

製品安全・機械安全の徹底

IHIグループでは製品安全の徹底に取り組んでいます。

製品には危険要因は存在するものとして、そのリスクをどのように低減するか、万が一事故があった場合でもその被害をいかに小さくできるかが問われています。

標準化した機器については、リスクアセスメントを完了しており、標準機種以外やお客さま固有の仕様、案件ごとに異なるシステムに対しては、改めて設計段階でリスクアセスメントを行ない、事前にリスク低減方策に関する検証を実施しています。リスクアセスメントにあたっては、技術者教育の実施とフォローアップを続けており「合理的に予見可能な誤使用の防止」、「セーフティ・システム・インテグレーション」など社会の動向に沿ったテーマを加えています。お客さまに安全にご使用いただくために何ができるのかをつねに考え、行動するよう努力しています。

製品安全・機械安全確保の取り組み

製品安全の確保に向けて、グループ各社と連携した取り組みを進めています。IHI技術開発本部では事業部門と協働してリスクアセスメントを実施して、開発から市場に出るまで各段階でリスクの評価、リスク低減方策の検証など、グループ各社のサポートを行なっています。

2009(H21)年度はオゾン水を用いた内視鏡殺菌機「OED-1000」の開発での取り組みをご紹介しましたが、2010(H22)年度も開発中の新製品での製品安全の確保などグループ各社との連携を続けています。

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