社会性報告

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社会貢献活動

IHIグループは、社会の一員としての役割を自覚して、日常の業務以外でも社会とのコミュニケーションや支援の活動を実施しています。

海外での地域貢献

インドのコチでの地域交流活動

インドのケーララ州のコチ市にあるLNGタンク建設工事現地事務所では、IHIが地域の一員として、地域社会との良好な関係を築いていくことが不可欠であるという考えに基づき、さかんに交流を図っています。

現地事務所から地域住民や地域の関係者の方々へ工事内容をお伝えしていくことはもちろん、地域のニーズを聞き出し、現地事務所として実現できる貢献活動を実施しています。

具体的な取り組みの一つとして、現地事務所から最も近い公立小学校の学習環境の整備を支援するために年に1度行われる学校主催の学業とスポーツ優秀者への表彰式では、辞書を約100冊、トロフィーを約100個贈呈しています。また、同小学校で約50人分の制服用生地を寄付し、学習環境の向上の支援をしています。

これらのイベントの後には、保護者の方に現地での活動内容を理解してもらうとともに、子ども達には工事に関するクイズを出題し、正解した子どもにはボールペンを上げるなど楽しく工事の内容がわかるようにしています。

今後もイベントなどをとおして、IHIとして実施できる支援をしながら、現地におけるIHIの活動への理解を得られる活動を実施していきたいと考えています。

表彰式の様子

約50人分の制服用生地を寄付

制服用生地の受け渡しの様子

全社での社会貢献

IHIグループ合同採用説明会における就職相談

2010(H22)年5月の説明会における相談の様子

IHIグループでは、毎年多くの大学卒業者を従業員として採用しています。募集にあたり、就職を希望する学生の皆さんに会社の業務内容や社風などを理解してもらうために、例年採用を計画しているグループ各社が一同に集まって会社説明会を行なっています(昨年度は5月・2月に開催)。

今年度のグループ採用説明会では、学生の皆さんから就職に関する相談や質問を受けつける「相談コーナー」を設置しました。このコーナーでは、キャリアカウンセリングの認定資格を持った従業員やボランティアがIHIグループ各社の採用選考からは独立した立場で、就職活動全般にわたるさまざまな相談を受けつけました。

相談を希望する方が多い場合には、十分に対応できない場合もありますが、「相談をして考え方が整理できた」という感想をいただくこともあります。

IHIグループは今後も、企業の立場から大学生のキャリア開発のお手伝いのためにできることを考えていきます。

事業拠点のある地域社会の貢献

IHIグループは自社の施設や技術を活用し、産業・文化などの観点からさまざまな地域振興活動を支援し、地域に根づいた存在であり続けることを目指します。

new愛知事業所にて「命をつなぐプロジェクト」ワークショップを開催

専門家から野鳥や植生についての説明を受けています

大学生のみなさんに外来種の植物を除伐してもらいました

参加者一同での記念撮影

2011(H23)年12月11日にIHI愛知事業所の緑地において、愛知県が実施する新しい公共支援事業「知多半島臨海部の企業緑地における生態系ネットワーク形成担い手育成事業『命をつなぐプロジェクト』」の大学生ワークショップが行なわれました。

この事業は、知多半島臨海部(東海市・知多市)に立地する企業群が持つ緑地(グリーンベルト)を、キツネやタヌキ、ノウサギなど生きものの棲み家とし、地域の公共的な財産として企業緑地の生態系としての価値を高め、つなげていく生態系ネットワーク形成の取組みの中で、フォーラムを開催したり、実験区を設定してモデル的な整備を行ったりすることで、その担い手を育成することを目的としています。

IHIはこのプロジェクトに関して、活動の場となる緑地を提供することによって、近隣企業や大学、行政などと互いに連携して、企業緑地をフィールドとした生態系ネットワークづくりを担う人材育成のお手伝いをしようとしています。

ワークショップ当日はこのプロジェクトの取りまとめを行なっているNPO法人 日本エコロジスト支援協会の引率のもと、愛知県や三重県の大学生など13名が参加し、愛知事業所の緑地で野鳥の観察や緑地の整備作業体験などを行ないました。その後、参加した大学生のみなさんは、前日に行われた近隣企業におけるワークショップ体験も踏まえ、「知多半島に豊かな生態系を形成するための企業緑地のあるべき姿」を検討し、企業緑地を題材としたフリーペーパーの素案作成や生態系MAPの作成を行ないました。

このプロジェクトでは今後、成果を発表し活動をさらに発展・継続していくためのフォーラムの開催などが予定されています。

IHIとしては、愛知事業所の緑地において生物多様性の保全を考慮した整備を行ないながら、このプロジェクトの中でさまざまな人々と意見を交換して、周辺の自然環境や地域社会と調和のとれた企業活動を目指します。

<参考>
「命をつなぐプロジェクト」ホームページ(日本エコロジスト支援協会)
関連情報:
「IHIグループの生物多様性保全活動」

「東京芝生応援団」への参加

芝刈り作業の様子

小学校に集まった参加者

「東京芝生応援団」は、東京都内のヒートアイランド対策、子どもたちへの教育効果などの観点から、都内の公立小中学校などの校庭を芝生化する事業を推進するにあたって、学校関係者以外から芝生の管理作業や必要な資機材の提供という形で学校を支援するために、東京都環境局の呼びかけによって発足したものです。

IHIは、グループ会社であるIHIシバウラが芝生管理用のトラクターや芝刈り機を扱っていることもあって、2009(H21)年度から「東京芝生応援団」に参加しています。

2010(H22)年度は、IHIの都内事業所に近接する地域にある江東区立東雲小学校や越中島小学校、昭島市立田中小学校などで、従業員の有志が合計5回の芝生の維持管理(主に芝刈り作業)のお手伝いをしました。

IHIとしては、私たちが事業の拠点の1つとしている都内の緑の創出に協力できるということはもちろん、普段はなかなか接点を持つことができない一般従業員にとっての地域社会への参加の機会という意味からも、今後も積極的にこの活動を応援していくつもりです。

東京芝生応援団 校庭の芝生化に取り組む学校を応援します!

呉市民に技能訓練を実施

技能訓練の様子

アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド呉工場のある呉市は、重工業を中心とする「ものづくり産業」が集積する工業都市として発展をしてきました。しかし、団塊の世代の定年退職や若者の製造業離れなどにより、次世代を支える技能持った人材の不足が懸念されています。このため呉市では、「ものづくり技術伝承事業」を推進しています。

呉工場では、呉市の事業を支援するため、市の募集に応募した市民10名の方に対して、呉工場の技能訓練所で約1ヵ月にわたり溶接やガス切断の技能訓練を実施しました。2010(H22)年11月1日の技能訓練開講式では、呉市長から激励の言葉が送られ、受講生は真剣な面持ちで訓練に取り組んでいました。IHIグループでは、今後も地域社会や行政との連携を通して、社会と私たちの共通の課題の解決に協力して取り組んでいきます。

相生かきまつりへの支援

IHIふれあい広場での様子

相生事業所正門前の「IHIふれあい広場」で、2011(H23)年1月23日、相生市特産のカキをPRする「相生かきまつり」が開催されました。

これまでは兵庫県の施設が会場となっていましたが、6回目となる今年は「IHIふれあい広場」での開催となり、カキの販売コーナーや屋台などが設置され、県外からも含め、過去最多となる約1万7千人の来場者でにぎわいました。

相生事業所はこれまでも、相生市が主催する伝統行事で、毎年5月に相生事業所の前の相生湾を会場にして行なわれるペーロン祭に関して、会場の提供や小中高生に対するペーロン船の漕ぎ方の指導などのお手伝いをしてきました。

このようにIHIでは事業拠点の地域振興や伝統文化の継承の活動についても積極的に協力・参加していくこととしています。

昭島市の産業観光まちづくりの支援

昭島市長と昭島市民の方々

エンジンの実物を真剣に触る子どもたち

昭島事務所では、歴史的・文化的価値のある産業製品や産業文化財などの観光資源を、市内外に広くPRし地域活性化を推進する昭島市の「産業観光」活動を支援しています。

具体的には、2010(H22)年8月に、1日限定で「IHIそらの未来館」(通称:昭島史料館)の特別公開を実施し、昭島市長をはじめ、昭島市民115人の皆さまに史料館をご覧いただきました。
この活動が評価の一助となり、2010年12月に、昭島市が「第4回産業観光まちづくり大賞※」の「奨励賞」を受賞しました。

さらに、2011(H23)年2月に民間主導の団体として発足した「昭島観光まちづくり協会」に参画し、まちづくり活動の支援をしています。

「IHIそらの未来館」は、現在一般公開してませんが、地域への一層の貢献のため、協会の「学習や体験ができる観光への転換」というスローガンに基づき、今後は公開の機会を増やすことなどを検討します。

※「産業観光まちづくり大賞」とは、産業観光によるまちづくりを実践し、他の地域の模範となる優れた事例を表彰する賞です。
(全国産業観光推進協議会(社)日本観光協会 主催)

IHIターボの社会貢献活動の取り組み

高校生による工場見学の様子

IHIターボの木曽工場がある長野県大桑村では、「楽しんで学べる村づくり」をスローガンとして、次世代の育成や異文化交流活動に力を入れています。

木曽工場では、大桑村の活動を支援するため、働いている現場を肌で感じてもらう職場体験や工場見学会を毎年地元の中高校生を対象に実施しています。2010(H22)年度は高校生3名、中学生2名が職場体験に、工場見学には102名が参加しました。

また、IHIグループのIHI Turbo America Co.があるアメリカのイリノイ州シェルビービル市と大桑村は姉妹都市として提携しています。2010年7月9日には5名の方々が工場見学に来られました。参加した高校生の1人からは「生産台数が多くてびっくりしました。」との声をいただきました。

人口4,180人の大桑村において、地元出身の従業員は282人に上り、人口の6.7%を占めます。その従業員の大多数が地域住民による自衛消防団に参加しており、万一の事態には要請に応じて従業員を派遣するなど、地域に密着した活動を展開しています。

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