船は世界一大きな乗り物です。それだけに、人の力では動かすことができないような大きな部品も多くなります。当然、製造はオートメーション化できないためほとんどが手作業となります。関わる人の数も膨大です。引合から引渡までの工程数は数えきれないほどあり、造船業界を技術でリードする当社でも2年かけてようやく1隻の船が完成します。一方、全長300mの船であっても十分な性能を発揮するためには、ミリ単位での精度管理が必要です。建造に関わる人全員が団結し、高度な技術力をもって造り上げなければならない究極のものづくりと言えるでしょう。しかし、どんなに大きなものでも、その手で一つずつ造り上げた積み重ねが形になっていくのです。自分が手がけた船が海へと旅立っていく姿には、なにものにも代えがたい感動があります。